こんにちは!今回は、バスドラムを紹介します!
この記事では、
- バスドラムの構造や仕組み
- バスドラムの特徴や役割
- バスドラムの魅力
を知ることが出来ます!
是非最後までご覧ください!
参考にしている教則本はこちら!
バスドラムの構造
バスドラムとは、このような楽器です。
いわゆる大太鼓と呼ぶことが多い楽器です!
スネアドラムと違い、横から叩く楽器です!
バスドラム各部の詳細
バスドラムの各部には、このような名前がついています!
各部がどのような役割を果たしているかを理解しましょう!
- ヘッド:演奏するときに叩く場所。プラスチック製と本皮のものが一般的。
- チュー二ングボルト:ヘッドの張り具合を調整する場所。スネアドラム専用のチューニングキーを用いて調整する。
- リム(フープ):ヘッドをシェルに押し付けている枠の場所。リムだけを叩いたり(リムショット)、ヘッドとリムを同時に叩く(オープン・リムショット)こともある。
- ビーター:ヘッドを叩く際に使用するバスドラム専用のばち。
スネアドラムと違い、響き線やストレイナーは付いていません!
バスドラムの特徴 音も存在感も大きい楽器!
バスドラムの特徴は次の2点です!
- 楽器が大きい!(存在感がある)
- 比較的簡単に演奏できる!
- ヘッドやビーターの種類によって音色が異なる!
順番に紹介します!
1、楽器が大きい!(存在感がある)
大太鼓と呼ばれるくらいですから、他の打楽器よりおおきいことが特徴です!
(今後紹介する楽器も大きいので、実際はそこまで大きく感じないかもしれませんが、)スネアドラム(小太鼓)よりも大きいですね!
バスドラムは、合奏全体を支えるかのような、ずっしりとした低音が鳴ります。
実際の曲では、次のように演奏します。
- マーチ(行進曲)において、行進のガイドになるように一定のテンポを示す。
- 曲のキメの部分を担当する(盛り上がり、クライマックスなど)
- 雷の音や大砲の音を表現する
音数は少ないけれども、演奏する様子も演奏した音も存在感がある楽器です!
2、比較的簡単に演奏できる!
バスドラムの奏法は、ビーターを片手に1本持ち、もう片方の手を楽器に添えて、ヘッドの中心部分を叩きます。
つまり、スネアドラムやティンパニのように、両手で演奏する場面はあまり多くありません。
さらに、吹奏楽においては比較的単純なリズムを演奏することが多く、片手で速く叩き続けるような状況にはなりません。
叩きすぎてしまい、腕が疲れてしまうということもあまり多くありません。
※ビーター自体は重い場合がある為、楽器初心者の方は、重さに慣れるまでは疲れやすいかもしれません。
小学校の鼓笛隊や中学校の吹奏楽部などでは、打楽器初心者が最初に演奏する楽器になることも多いです!
3、ヘッドやビーターの種類によって音色が異なる!
ここまでの紹介で、バスドラムは
- 楽譜が単純だからつまらない
- 初心者が演奏する簡単な楽器
このようなイメージが出来たかもしれませんね。
ですが、打楽器の中でも音色の変化に関しては、非常に多彩な楽器です!
プロの打楽器奏者の中でもファンが多いですよ!
バスドラムの音色は主に、
- ビーター
- ヘッド
この2つが要因で変化します。
ビーターは、スネアドラムにおけるスティック、ティンパニにあけるマレットなどと同じように使い分けるので、硬いビーター、柔らかいビーターなどが存在します。
一方ヘッドも、これまで紹介した打楽器のようにプラスチックを主としてヘッドの種類が複数あります。
特にバスドラムには、本皮を使用することがあります。
本皮とは、仔牛の皮を使用する場合が多く、プラスチック製のヘッドよりも低音が豊かに響く傾向があります。
ただし、丁寧に扱わなければ、破れやすいですし、プラスチックよりも相場が高いので、プロの団体以外はあまり使用していません。
バスドラムの魅力 すぐに演奏できるが、奥も深い!
バスドラムの魅力は次の通りです!
- すぐに演奏できるようになる!
- 合奏が楽しい!
- 奥が深い!
順番に紹介します!
1、すぐに演奏できるようになる!
これまで紹介したバスドラムの特徴でもあったように、
- 片手での演奏がほとんど
- 演奏するリズムが単純なものが多い
これらの理由で、すぐに演奏できるようになります!
打楽器初心者が最初に取り組む楽器で選ばれやすいのは、これらが理由ですね!
他の打楽器よりも比較的すぐに演奏できるようになるため、
- 楽譜の読みかた
- 他の打楽器といっしょに演奏する練習
- 合奏の雰囲気
などの楽器演奏以外に必要な知識を身につけるという点でも、打楽器初心者にとっては取り組みやすい楽器ですね!
2、合奏が楽しい!
演奏が単純なことが多いため、演奏以外の部分に意識を向けやすい楽器です!
演奏に余裕が出来やすいということですね!
具体的には、
- この曲の最初の部分は、指揮者は強く演奏して欲しいのかな
- 低音楽器はバスドラムと一緒のリズムを演奏しているな
- シンバルと一緒にリズムを刻んでいるけど、最近合わせやすくなったな
などと、周囲の音を聴いたり、演奏に必要な情報を探したりする余裕が生まれやすいです!
自分以外の人と曲を演奏することは、音楽における醍醐味の1つです!
より自分の演奏に対して責任が生まれたり、他の楽器や演奏に対して詳しくなったりします!
こういった発見があると、ますます合奏が楽しくなりますね!
3、奥が深い!
打楽器奏者の中ではよく聞く話ですが、
「単純な構造の楽器ほど演奏が難しい」
このように表現することがあります。
具体的には、全く同じ音を狙って演奏することが特に難しいです!
演奏者本人が、全く同じ音を演奏したつもりでも、右のような些細な要因で音色が変わってしまいます!
- ビーターの動くスピード
- ヘッドにあたる角度
- ビーターとヘッドが接している時間
- 楽器の傾き具合
- 腕の振り方や力の入り方
その為、同じ音を狙って演奏しようとすると、その他の打楽器以上に集中して、様々な要因を意識しながら演奏しなければなりません。
この点は、難しさでもあり、楽しさでもあります!
バスドラムは合奏を楽しめる奥の深い楽器!
最後にまとめです!今回は、
- バスドラムの構造や仕組み
- バスドラムの特徴や役割
- バスドラムの魅力
これらについて、紹介しました!
打楽器演奏者も指導者も、これからの活動や練習に役立ててください!
基礎練習と並行しながら、様々な曲の練習をするのもオススメです!
以下のサイトで販売しているので、ご活用ください!
基礎練習の取り組み方や練習メニューなどを、オンラインレッスンでアドバイスしています!
より上手に演奏できるようになりたい方は、是非お試しください!
詳しくは、以下のページで説明をしています!
過去の記事もご活用ください!