音程の数え方を知ろう!

楽典

 こんにちは!

 今回は、「音程」をどのように数えるのか、いくつかの考え方を紹介していきます!

 「音程」とは、2音間の音の距離を表します!

 ある2つの音に注目して、その2音がどれだけ離れているかを分かりやすくしたものです!

 「音程」について正しく理解し、音楽をより深く理解しましょう!

「音程」の数え方

実際の譜例を見ながら、「音程」を数えていきましょう!

今回の記事では、「階名」で音の高さを調べていきます。

「階名」については、過去記事で解説しているので、一緒に確認してみて下さい!

「音程」の数え方①・・・2つの音の間の音を数える!

「音程」の数え方は、

  1. 2つの音の間に入っている音の数を数える。
  2. 2つの音を含めた音の数を数える。

 この2ステップで数えることが出来ます!

 次の状況を想定してみましょう!

この音は、「ド」と「ソ」ですね!

「ド」と「ソ」の間には、「レ」、「ミ」、「ファ」の音があります!

「ド」と「ソ」、そして間の3音を含めて合計5つの音が出てきました!

つまり、「ド」と「ソ」の「音程」は5度!ということになります!

ポイントは、登場した音全てを数える点です!

もちろん、最初の音から音の高さがどれくらい移動したかを数えても、「音程」は分かります!

ですが、その方法だと最初の音を数え忘れる可能性があります!

あまり難しく考えすぎないようにしましょう!

「音程」の数え方②・・・楽譜の位置で数える

五線を上手に見ると、さらに早く「音程」を知ることが出来ます!

五線に注目すると、五線上にある音の種類は2種類に分けられます!

それは、線上か線間の違いです!

音階を楽譜に書いて、見てみましょう!

注目すべき点は、線上の音と線間の音が交互に登場する点です!

これを踏まえて「音程」を数えると、以下の事が分かります!

比べる2音(ドとレ、ドとミ、など)の関係性が、、、

  • 線上同士、線間同士・・・奇数度(1度、3度、5度、7度、、、、)
  • 線上と線間・・・・・・・偶数度(2度、4度、6度、8度、、、、)

 これを踏まえて、それぞれの「音程」を調べると、数えるより早くなります!

 最初は慣れないかもしれませんが、この方法だと音程を速く調べることができます!

 少しずづ慣れていきましょう!

「音程」を数えるときの注意点

 ここからは、「音程」を数えるときの注意点を説明します!

今回紹介するのは次の2点です!

順番に紹介します!

  1. 同じ音同士の音程は1度!
  2. 音程に臨時記号は影響を与えない!

同じ音同士の音程は1度!

 1つ目は、「同じ音同士の音程は1度!」ということです!

 「ド」と「ド」が1度だから、「ド」と「レ」が2度になるわけですね!

 同じ音の高さで2音以上で演奏することを「ユニゾン」とも言います。

 音同士の距離という考え方では、「ド」と「ド」は間がないので0度と答えてしまいそうですが、1度です!

 普段あまり使わないかもしれませんが、覚えておきましょう!

2、「音程」を数える作業に臨時記号の影響は受けない!

 2つ目は、「臨時記号などで音の高さが変わっても、音程は変化しない!」ということです!

 臨時記号というのは、下のような記号のことで、音の高さを変える際に使われます。

 この記号が付いていると、音の高さが変わってしまいます!

 しかし、音程はあくまで楽譜上で表現します!

 つまり、これまで紹介した数え方のみで「音程」を知ることが出来ます。

 「音程」だけを数える作業では、臨時記号の影響は受けません!

まとめ

 今回の記事では、以下の内容を紹介しました!

  • 「音程」の数え方・・・・・・・比べる2音とその間の音を数える!
  • 楽譜上で判断する場合・・・線上か線間かで、「音程」が偶数か奇数か決まる!
  • 同じ音の「音程」・・・・・・・1度!0度ではない!

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